2009/06/15

 息子が幼稚園などへの入園を考えるような年齢になってきたら、いろいろと幼稚園情報が入ってくるようになった。

 その中の一つに、点線をなぞって絵を描かせていた、というのがあって。雨が降っているのを表現する線が点線で印刷されており、その上をなぞって絵を完成させる、ということらしい。

 私はそれを聞いただけでもひっくり返りそうなのだが、さらに、雨が降っているのだから、と、点線に逆らって(?)雨がはねているように描いたら、先生に叱られたのだそうな。私は悲しくて泣けてくる。

 子どもが自由に描く線の美しさを奪い取るような行為が「教育」という名の下に行われている。トレースすることで絵や字が弱くなる、精気や魅力が薄くなるということを知っている大人もたくさんいると思うのに。そういうことが、子どもが育つ現場に充分に浸透していないことはとても残念だ。本当は、残念なんて言葉じゃとてもとても足りなくて、怒りや悔しさでいっぱいになる。

 なんかもう、うまく言えないのだけれど、こどもたちが持っているあのキラキラなものを、オトナ達がしたり顔で踏みつぶしていくようなことはしたくないんだ。させたくない。

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