2010/05/11

伊藤計劃『虐殺器官』

伊藤計劃の『虐殺器官』を読む。

タイトル通り凄惨な物語。でも同時に美しいとさえも言える言葉の物語で、著者の言葉への感覚の鋭さが伺われる。

「ぼくはことばを、リアルな手触りを持つ実体ある存在として感じていたからだ。ぼくにはことばが、人と人とのあいだに漂う関係性の網ではなく、人を規定し、人を拘束する実体として見えていた。」(文庫版42ページ)

僕より若いのに昨年死んでしまったなんて、悲しい。

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